青年部 小場義兆
10月12日(日)の始発の高速バスで松江から大阪駅に4時間半かけて向かいました。 参加者は12名、そのうち7名は視覚障がい者、5名は介助者です。
大阪駅で各々、お好み焼きや回転寿司などで昼食を済ませました。 その後、シャトルバスで30分かけて大阪・関西万博会場に到着しました。 会場内に入るとさっそく実物大のガンダムが見えました。 台風23号の影響なのか、大雨でしたのでチラ見して大屋根リングで雨宿りしました。 少し経つと雨が上がりましたので人ごみをかき分けながら、 AIスーツケースが体験できるロボット&モビリティパビリオンに向かいました。
AIスーツケースの体験では、操作ボタンの機能、ライダーセンサーやカメラの位置などについて 口頭でわかりやすく丁寧に教えてくれました。 その後、イヤホンマイクでAIと対話して目的地を設定し、AIスーツケースが目的地まで案内してくれました。
途中、人が前を通ると衝突を避けるために止まってくれました。 この日は来場者が多かったのでなかなか進むことができず、周囲の状況を確認するボタンを押すと、 AIが周囲にたくさん人がいますと教えてくれました。 人がいなくなった瞬間を狙ってAIスーツケースの速度を速めてどうにか目的地に辿り着くことができました。
体験を終えると開発者の方が話しかけてくれました。 AIスーツケースはお台場にある日本科学未来館の館長が全盲の女性で、空港をよく利用するので、 空港内を1人で移動したいというのが開発のきっかけになったそうです。
私は弱視ですが、館長さんと同じように空港内ではスムーズに移動ができずに困った経験が何度もあります。 まだAIスーツケースは販売されていませんが、販売されるようになれば視覚障がい者が空港や駅などて 自由に移動できる未来がやってくるかもしれないと思い、期待が持てました。
その後はみんなでドイツ料理を食べ、集合写真を撮り、大混雑の中、地下鉄で大阪駅まで向かいました。 大阪駅では最終便の高速バスをまた間、串カツを食べ、食い倒れました。 松江駅には翌朝の6時過ぎに到着し、皆さんの疲れながらも満喫した顔を見て解散しました。