-

島根県視障協第2回理事会について

本会の今年度2回目の理事会は2月21日 定数25名中会場出席13名、オンライン出席3名で開催されました。小川会長は、情勢報告として以下のことが報告されました。あはき法19条をめぐる裁判は東京高裁・仙台高裁では控訴棄却となり、大阪高裁は3月24日に口頭弁論が決定し、いずれ上告となるだろうこと、あはき自営業者にも就労支援特別事業が適用されること、国が2分の1、県と市町村が4分の1ずつの費用負担となり、施術所における事務行為と往療時の同行の支援が受けられる予定であること、同行援護の臨時的措置として対象者の同行を伴わず、ヘルパーのみで買い物代行等が可能になったこと、コロナワクチン接種にも同意書が必要だが、代筆が認められることを確認していることなどを述べました。

議題は、年度末の事業及び決算の概略と新年度事業計画、予算についてで、提案通り承認されました。

令和2年度事業報告では予定した事業の多くを延期または中止せねばならなかったが、新規事業として白杖歩行講習会や青年交流会が開催されたこと、収支決算では、当初8万円の赤字だったが、年度末には117万円の黒字が見込まれること、物故会員のご遺族より寄付があり基本財産に組み入れること、記念大会への寄付金額18万7千円は特別会計を設け、来るべき大会費用とすること。以上について承認されました。

中国ブロック代表者協議会報告として、青年部は使いやすいスマホの開発、女性部は入院時のヘルパー利用、あはきでは免許保有証の更新手続きの簡素化、あはき自営業者への所得支援の創設、会長会ではプレクストークの給付要件の拡大、夜間の音響信号機の配慮などが協議され、来年度のブロック大会は広島市にて9月25日~26日の土日にカラオケ、オセロも併せて開催予定、あはき研修会は岡山県で開催することなどが報告されました。

また、あはき担当委員を鳥取県視障協の市川氏から広島県視障協の橘高氏に交代することもあわせて報告されました。県への陳情に対する県からの回答では、発熱等の症状があり、近隣に適切な医療機関がなかったり、自力での受診が困難な場合、保健所職員が調整し医療機関へ移送する、盲導犬使用者については、あさひ盲導犬訓練センターが緊急的に預かる、読書バリアフリー法に基づく基本計画策定時には当事者の意見を聞く機会を持つよう配慮するなどがありましたが、その他は具体的な回答は得られません。県からの詳しい回答をホームページに掲載しています。

次に、令和3年度事業計画と予算を審議し、承認しました。事業としては延期した70周年の記念大会はいまだコロナ感染が収束せず、再延期せねばなりません。今年度に続き、6月13日午前に理事会、午後の総会は議事のみとし、オセロ大会は中止すること、その他の事業は例年の計画に従うが、感染症とのからみで実施できるとは限らないことなどが報告されました。収支予算は5万3千円のマイナスを見込むこととなりました。

要望として、就労支援事業費の国の負担分の規定通りの執行についての提案があり、賛同されました。歩行訓練士の不足で、訓練待機者があることについて、県への陳情を強めていくことも確認されました。

最後に報告事項として、来年度日視連全国大会は岡山県が当番で準備がすすみ、5月24日、25日の2日間の開催で各団体の参加者を3名に制限するとの報告がありました。

令和2年度の事業及び決算報告並びに令和3年度の事業計画及び予算は総会開催案内に併せて後日、全会員に送ります。